TCA Weekly Vol.5|間違ったときほどリーダーの真価が見える

 今週のストーリー

When a Leader Admits Mistakes, Trust Grows
(出典:Harvard Business Review, July 2025) 記事を読む


企業のリーダーは「間違いを認める」ことで、信頼を失うどころかむしろ強めることができる──。

この記事は、グローバル企業の経営者・マネージャーを対象にした調査と、いくつかの実際のケースを交えながら、“謝るリーダー”の心理的効果を分析している。

 

筆者はまず、典型的なパターンを挙げる。

多くのリーダーは失敗を恐れ、リスクを最小化するが、その結果チーム内の率直な対話が失われ、「信頼の空洞化」が進む。



対照的に、失敗を共有する文化を持つ企業では、心理的安全性が高まり、組織の学習スピードが上がる。

欧州の医療機器メーカーのCEOが製品失敗後に「判断を誤ったのは私です」と明確に謝罪し、原因分析を全社員に公開した事例が紹介されている。

その結果、社員アンケートで“経営への信頼度”はむしろ上昇した。



人は「完璧なリーダー」よりも「誠実なリーダー」に安心感を抱く。

リーダーの率直さは、部下の防衛心を解き、命令ではなく“共有”によって信頼が育つことを示している。



記事の結論はこうだ。

“Trust doesn’t come from always being right. It comes from being honest when you’re wrong.”
(信頼は、常に正しいことからではなく、間違ったときに誠実であることから生まれる。)

 


今週の気づき(Shinji’s Reflection)

「失敗してはいけない」「完璧にやらなければいけない」、この空気感はどうやら日本社会に限ったことでもないようです(日本は強めな気はしますが)。「完璧なリーダー」よりも「誠実なリーダー」に安心感を抱く、というのはまさにその通りだと思います。かといって誠実なだけで、いつも失敗して誠実に謝ってばかりでもダメでしょうね。もちろん完璧を目指しつつも、失敗した時には素直に謝る、助けを乞う、こういうリーダーがいいですね。

Thanks for reading!

Shinji

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