TCA Weekly Vol.8|”ゆっくりする”ことは力だ

今週のストーリー

Stillness Is Power: Why Slowing Down Is The Boldest Act Of Leadership Today
(出典:Forbes, Oct 02 2025) 


現代ビジネスでは、スピードと効率が常に求められる。だがこの記事では、「今こそ“ゆっくりする力(Stillness)”こそ、最も大胆で効果的なリーダーの行動」だと主張されている。
 

まず筆者は、複雑さと不確実性が増す時代において、ただ“速さ”を追い求めるリーダーシップには限界があると指摘する。過去の成功モデルや即時的な反応だけでは、変化の激しい環境に対応しきれないことが増えてきている。
 

そこで「静けさ」「ゆとり」「深く考える時間」の価値を再評価すべきだという。リーダーがあえて立ち止まり、頭と心を整理する時間を持つことで、下記のような効果があるとされる:
 

  • 創造性や洞察力の向上 — 焦らず考えることで、表面的ではない本質的な発想が出やすくなる。
  • レジリエンス(耐性・回復力)の強化 — 短期的な成果に振り回されず、長期視点で組織を導ける。
  • 持続可能な影響力 — 常にハイペースで走り続けるのではなく、バランスを保つことで長く支持されるリーダーになれる。
     

つまり、リーダーが“急ぎすぎず、“即断即決よりも熟慮”を大事にすることで、チーム全体の質・雰囲気・持続力が向上する可能性がある、というわけだ。
 

記事は結論としてこう述べている:

“In a world where speed is worshipped, slowing down may be the boldest—and most effective—move a leader can make.” 

速さや効率が重んじられる今だからこそ、静けさ、落ち着き、余白──そうした“間”や“余裕”を大切にするリーダーシップが、本当に価値を持つ、というメッセージだ。



今週の気づき(Shinji’s Reflection)

リーダーが、余裕を持って悠然と構えてくれていると部下としては安心です。スピード感を持って仕事を進めることは大事ですが、リーダーがせわしないと、落ち着いて正しく仕事を進める妨げになるでしょう。そういえば学生時代にコーチに「Be quick, don’t hurry(迅速に、だが慌てるな)」と言われたことを思いだしました。本記事の「ゆっくりする」という話とは少し違いますが、根底には通じる部分がある気がします。

Thanks for reading!

Shinji

TCA Weeklyの無料購読登録はこちらから

毎週日曜朝にコーチングやリーダシップに関する記事をお届けしています。